☆☆☆☆☆☆☆☆  第103号(不定期)  ☆☆☆☆☆☆☆☆

これから「家」を計画する人に
・・・
これで納得!家づくり    

・・・・・のんびり楽しくいきましょう・・・・・

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目次
   こどもが健やかに育つ家

             

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2009.1.5   編集 山内隆購読無料

 掲載内容のご紹介
  これから家を建てる人、将来建てたい人、リフォームをしたいなと
考えている人のためのメールマガジンです!!

  その時が来たら役に立つこと、知っていても損しないこと、なんとなく
気になること、勘違いしそうなこと
をいくつかのステージに分けてお届け
  「分かりやすくて為になる!」「転ばぬ先の杖になりたい!」がモットー
「のんびり楽しく」いきます。

  お問い合わせ・相談などにはできる限りお答えしますよ。

●●●●●●●●こどもが健やかに育つ家 ●●●●●●●●

「家を建てようかなあ」 ♪♪♪  
その前に、出足を間違えたらさあ大変!
いかに快適で楽しく暮らす住まいにしていくかが大切なのでは?
「家」も自分の生活スタイルとか習慣、行動に合わせたものにしていけば
よいのですぞ。そうです、 自分に合ったオリジナルの家を建てましょう。
   (^-^)/ (^-^)/ (^-^)/ (^-^)/

           △▼△ △▼△△▼△△▼△ △▼△△▼△

まずはじめに
こどもが生まれてからある程度大きくなるまでの間にほとんどの時間を過ごす住まいがどんな環境なのか、どんな暮らしなのかは子供の将来に大きな影響を与えるのは間違いありませんよね。
だんだん成長して外の世界とのかかわりを持ってきてもやはり過去の住まいや現在の住まいはとても重要になってきます。
外へ行っても安心して帰れる家、ほっとする家、家族とすごしたくなるような家であって欲しいものです。

大事件を起こした少年の家の間取りを調査した書籍があります。そこでは間取りの上ではっきりと家族からの孤立やいき過ぎた個人主義といったことが見える傾向があると書いてありました。
間取りだけが殺人などの事件を起こす少年を生んでいることはありませんが参考になる意見ではあります。

親(夫婦)の仲がよいのが一番ではないかと思っていますが、間取りや収納、使い方などいろいろな見方から、特に建築的な見方で「こどもが健やかに育つ家」を探してみましょう。

子供の視点で

こどもの目の高さ
こどもの身長を1.2mとすると、目の高さは約1m程度となり、大人より50cm程度は低いことになりますよね。
どんな風にこどもからは見えているのでしょうか?
住まいも社会も大人用に作られていますから、扉の引き手も操作パネルの位置も、テーブルの高さもすべてが大人が見るより「上」にあります。
ですからやや上目使いでの生活をしているということがいえます。

こどもの体温
先日のテレビ番組で、こどもと大人はどちらが寒さに強いかといった実験をしていました。
結論としては、こどものほうが体温が下がりやすく寒さに弱いということでした。
理由としては、体重に対しての体の表面積が大人のほうが小さいことと、こどもは活発に活動するために
寒さに強いというイメージがあるとのことでしたが、実際はこどものほうが温度変化に弱かったのです。

こどもが生活する高さ
こどもは床に寝転ぶことや床に座り込んで集まることが大好きですよね。
ということは大人より気温が低くほこりやゴミに近い場所で活動していることになります。

こども部屋を考える

戦後アメリカ的発想の教育論や住居論、受験戦争などの理由もあってこども部屋は「絶対的なもの」のように扱われてきた風潮があります。
ほんとうにこども部屋は「個室・6帖・洋間とベッド」
といったものが必要なのでしょうか?必ず無ければならないものなのでしょうか?
「無きゃ困る」といった方がほとんどだとは思いますが、考え方をちょっと変えてみましょう。
近年、「茶の間などの家族がいるところで勉強する子のほうが学力が伸びる」という意見もあるようです。
こども部屋が余り居心地がよすぎると閉じこもったり、外部とのかかわりを持ちにくくなるといったこともあるようです。
こどもにとってはある程度独立したように感じられて、親にとっては気配が分かるような子供部屋と住まい、生活が望ましいと考えます。

例えば
こども部屋は広くせずに、最低限の収納と机、そしてベッドがあるだけとして、宿題やTV、DVD、パソコン、ゲームなどはスタディーコーナーやフリースペース、広めのホール、居間などといった家族の目があるところで行う。
冷暖房などは最低限として快適過ぎるような環境としない。
扉にはすりガラスなどを入れて気配がわかるようにし、外と遮断したりしない。
吹き抜けなどがある場合は、吹抜けに面して窓(開口部)をつける。
東や南側の窓から朝日を浴びることができるようにする。
もちろん携帯電話は中学卒業まで渡さない。
これだけでも、全く違いますよ。

こどもを子供部屋に閉じ込めて孤立させる状況を作ることは簡単なことです。快適にしてしまえばよいのです。

こども部屋の位置
これから計画する人にぜひオススメの位置としては、親の顔を見ずに自分の子供部屋に入ることができるような(例えば子供部屋が2階にある場合、玄関から直接2階へ行くことができる)位置ではなく、リビングに面するところに階段があったり、キッチンのそばを通って子供部屋に入る状況であること。
こういう位置だと、子供が動くときに必ず親に姿を見せるので、あいさつが生まれるうえに自然に行動を把握できますよね。
こういう考え方を持っている方は今とても多くなってきているのです。

成長に合わせて変えられる間取り
子供が成長していく中で当然生活の仕方(ライフスタイル)も変化します。成長に合わせて変えることができるように考えましょう。
兄弟がいる場合は、どうしても必要になるまでは細かく仕切らずに自由に使える「大部屋」とし、成長に合わせて収納や壁で徐々に仕切っていくのです。
もちろん将来を想定してコンセントやスイッチ、扉などの位置を決めておきます。


回遊できる間取り
回遊できるとは、あるところからあるところへ行くにあたって、2通り以上のルートが考えられる間取りのことです。
使いやすい間取りの住まいは、回遊性があるものが多いのです。
特にこどもがよく使うルートに考えて見ましょう・・例えば、
こども部屋からリビングへ
リビングやキッチンからトイレや浴室へ

こどもは活発に動き回ります。また、動くことでいろいろなことを知り、体験し、成長していくのです。
できればその途中にお母さんや家族の動きを感じられるような楽しげなところがあればもっといいですよね。
1階からも2階からも眺めることができる吹き抜けやトップライトなども楽しそうです。

畳のススメ
子供の肌感覚とても繊細で鋭いものがあって、しかも成長途中でもあります。
ですから、素足での生活をする日本では素材感がとても大切になります。
また、こどもは床に伏せたり寝転んだりするのが大好きです。
いろいろな所をはだしで行動することで、硬さや柔らかさ、暖かさや冷たさなどを感じ取っていくのです。
またハイハイして移動する幼児期には、畳の床は転んでも安心な上にダニやほこりが溜りにくくて寝かしたりするにもとても安心です。
畳には断熱性と吸湿性がありますし、洗濯物をたたんだり、子供達の勉強スペースになったり、ごろりとお昼寝スペースになったりと、さまざまなことに活用が可能です。
また、障子を通して入ってくる優しい光は気持ちを落ち着かせてくれます。

リビングと連続する位置に畳の部屋または畳コーナー(3畳〜6畳)を計画ことをぜひオススメします。

キッチンは対面式に
対面式やアイランドタイプのキッチンにはとても良い点がありますよ。
子供達がリビングなどにいるときにも様子がわかる
キッチンに立ちながらも子供達と会話ができる
親の動作を日常的に見ることで、子供達は愛情を感じて料理や家事のことに興味を持っていく
とても良いことですよね。

おわりに
親子ともに楽しい住まいには、優しい気持ちを持ちながら成長していく子供達がいます。
子供達から見た計画や間取りを考えていくとこれまでと違った住まいになって行きます。
上記以外にも、落書きできる壁やリビングに絵本用の書棚を設ける、おもちゃ箱の収納を考える、廊下などに愛着がある絵や作品を飾る棚を設けるなどいっぱい考えられますよね。
それぞれの親子関係がありますのでよーく考えてみてね。

住まいに関する情報をプロのように持ち合わせるのは至難の技ですか
アドバイスをもらえるような信頼できるパートナーを見つけることがとても大切なことになりますよ。
メモ、メモ!!

まだありますよね
少しずつ具体的にまとめていこうね
時間がかかってあたりまえの大事業ですから・・・
    ,(^-^)/ ,(^-^)/ ,(^-^)/


意見・要望などがありましたら編集者まで御願いしますね。 
        v(^^)v, v(^^)v

       ●●●●●●●●●●あとがき●●●●●●●●●●

あけましておめでとうございます。今年初めてのメールマガジンなのです。
100年に一度の大不況といわれていますが、実感はまさしくその通りです。
「景気の気は気持ちの気」「出口のないトンネルはない」「下がれば必ず上昇する」とも言われます。
良いことは必ずあると信じて日々を一生懸命過ごしていきましょうね。

楽しく元気に行動しよう!!!
  コツコツと毎日ヤッタロカー。
  さあ!前向きにチャレンジしよう!!

  
自然体でいきましょう
  今回はどうだったでしょうか?

   ゆっくり、ゆったり、無理もせず?頑張っていきましょうね。
        これからもヤッタルデー・・・v(^^)v

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■ 発行・編集者   山内環境計画設計  山内隆      
 発行       これから「家」を計画する人に・・・ これで納得!家づくり
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